そして完結編、エレンとアルミンの対話で明かされた真実が、世界中に巨大な衝撃と波紋を広げた。ベルトルトを生き残らせ、物語を正しく未来へ導くため、将来の選択肢を奪われたエレン自らが「道の力」を介し、ダイナ巨人をカルラの方へ誘導していたという告白だ。
「あの時、ベルトルトは死ぬべきじゃなかった……だから俺が……」
己の母の命を奪う結果となる決断を、未来のエレン自身が過去へ干渉して行っていたという残酷すぎる運命。エレン自身もまた「自由」の奴隷であり、始祖の力に縛られていたことを示すこの描写は、ダイナ巨人の存在を「単なる怪物」から「運命を決定づけた不可避の依代(よりしろ)」へと変貌させた。