一方、中上級者やピアノ経験者が目指す金字塔といえば、ピアニスト・まらしぃ氏をはじめとする有名奏者が披露する超高難度アレンジだ。音数の多さ、目まぐるしいアルペジオ、跳躍するオクターブ伴奏など、物理的なハードルは極めて高い。
このレベルの楽譜を攻略する鍵は、右手の旋律と装飾音の分離、そして左手の脱力にある。原曲の疾走感を再現しようとして余計な力が入ると、オクターブの連続で手首を痛める原因になる。まずはメトロノームを使ってスローテンポで指の打鍵位置を確認し、特にベース音のドミナント進行を身体に叩き込むことが、あの爆発的な演奏に近づく最短ルートだ。