2012年当時と比べ、現在のプロスポーツ界におけるコンプライアンス意識は劇的に変化した。SNSの普及により、選手自身が発信力を持つようになった一方で、私生活の管理はより厳格化している。一歩間違えれば、球団のブランド価値を失墜させ、巨額のスポンサー契約を失うリスクがあるからだ。
阿部監督の過去の騒動は、現在の若手選手たちにとっても生きた教訓となっている。どれだけ技術が優れていても、一瞬の気の緩みがキャリアを揺るがす事態に発展しかねない。球団側も、選手に対するメディアトレーニングや私生活の指導に力を入れるようになり、昭和や平成初期のような「豪快なプロ野球選手」のイメージは、今や過去のものとなりつつある。