インターネット上の掲示板やSNSでは、極端な言説から生じる誤解が散見されます。実態を正しく認識するために、以下の3つの盲点を整理しておく必要があります。
誤解①:「その国の国民全員が当たり前に食べている」
これは完全な誤りです。中国でもベトナムでも、猫肉を食べた経験がある人は人口のごく一部であり、特に大都市部では「一度も口にしたことがなく、強い嫌悪感を抱く」層が圧倒的多数派です。日本人が鯨肉やイナゴを日常的に食べていないのと同様に、一部の局所的な習慣を国家全体の文化と同一視することはステレオタイプな偏見と言えます。
誤解②:「合法的に安全管理された専用の肉である」
牛や豚、鶏のような近代的な衛生管理・検疫体制が敷かれた猫の畜産システムは、世界中どこにも存在しません。流通経路の不透明さ、違法な密猟、抗生物質の残留や感染症リスクを伴う危険な闇肉であるのが猫食文化の真相です。
誤解③:「海外旅行で意図せず知らぬ間に食べさせられる」
一般的な観光客向けレストランや屋台で、高価かつ入手困難な猫肉が一般的な鶏肉や豚肉の代わりに無断で提供される経済的合理性はありません。観光エリアの一般的な飲食店を利用している限り、誤って口にするリスクは極めて低いと言えます。