全国高等学校野球選手権大会という夢の舞台を目指す球児たちにとって、部活動におけるいじめ・ハラスメント問題は決して他人事ではない。勝利至上主義が引き起こすプレッシャーや、補欠選手とレギュラー選手の間に生じる不満の鬱積は、どのような強豪校であっても潜在的なリスクとなり得る。
甲子園という輝かしい光の裏で、挫折や理不尽に苦しむ生徒をどう救い出すか。大会の主催者や教育関係者は、単に不祥事を隠蔽するのではなく、開かれた通報窓口や第三者委員会の設置など、実効性のあるハラスメント防止策を講じることが急務となっている。