日本の健康食品産業において、「レモン」はビタミンCのシンボルとして圧倒的なブランド力を保持してきた。サプリメントや清涼飲料水、さらには化粧品に至るまで、レモンのイラストやイエローのカラーリングは「抗酸化」や「フレッシュ感」を直感的に伝える記号として機能している。
NHKをはじめとする大手メディアの健康番組や報道でも、季節の感染症対策や熱中症予防の特集においてレモンの活用法が度々取り上げられてきた。しかし、近年の情報発信では「レモン=最強のビタミンC源」という単純な構図ではなく、パプリカやキウイ、ブロッコリーなど、レモン果汁以上のビタミン含有量を誇る他の食材との比較も客観的に示されるようになっている。