アニメ業界において続編制作の大きな判断材料となってきたのが、Blu-ray/DVDをはじめとする映像ソフトの販売実績だ。第1期『アルスラーン戦記』は、MBS・TBS系列の「日5」枠という全国ネットの黄金枠で放送され、大きな注目を浴びた。しかし、豪華な声優陣や大規模な宣伝投資に対して、パッケージの売上枚数は業界内で「採算ライン」とされる数字に及ばなかったとされる。
さらに決定打となったのが、第2期『アルスラーン戦記 風塵乱舞』における全8話という変則的な放送形態だ。通常1クール12〜13話で構成される枠組みが短縮された事実は、放映枠の確保や制作資金の調達において何らかの急ブレーキがかかったことを色濃く物語っている。商業的なリターンが初期想定を下回ったことで、出資企業で構成される製作委員会の投資意欲が減退したことは否定できない。