SNSや大手Q&Aサイトをリサーチすると、塩を塗る民間療法に対する生々しい体験談が多数寄せられています。
「塩を塗り込んだら痛すぎて意識が飛びそうになった」「翌朝起きたら白かった部分が2倍の大きさに広がって腫れ上がった」といった後悔の声は後を絶ちません。なぜ、良かれと思って行った処置が逆効果を生んでしまうのでしょうか。
口内炎の周囲では、傷ついた粘膜を修復するために白血球が集まり、新しい細胞組織(肉芽組織)が懸命に作られています。そこに高濃度の塩を直接擦り込むと、細菌だけでなく再生しようとしている自分自身の正常な粘膜細胞まで脱水・壊死させてしまいます。
結果として潰瘍の深度が深くなり、治癒までの期間が余計に長引くという悪化する危険性を招くことになります。医療現場の専門医からも「塩の直塗りは百害あって一利なし」と強い警告が発せられています。