かつてギャグ漫画の金字塔として日本中を爆笑の渦に巻き込んだ赤塚不二夫の代表作『おそ松くん』。その遺伝子を受け継ぎ、大人になった6つ子の破天荒な日常を描いて空前の社会現象を巻き起こしたのが『おそ松さん』だ。アニメーション制作を手掛けたstudioぴえろと、過激でエッジの効いた放送を送り出したテレビ東京のタッグは、アニメ界に計り知れない爪痕を残した。
しかし、挑戦は画面の中だけにとどまらなかった。時代が昭和から平成、そして令和へと移り変わる中で、アニメ産業自体が映像から「音」へとエンタメの領域を拡大。その最前線として浮上したのが、キャラクターが視聴者の耳を優しくケアするような没入型オーディオコンテンツである。