席に着いたら迷わず頼むべき看板メニューが、豚の頭肉である「カシラ」です。一般的な焼肉店のカシラとは一線を画す肉厚なカットで、噛み締めた瞬間に濃厚な肉汁が溢れ出します。脂身と赤身のバランスが絶妙で、弾力がありながらも歯切れがよく、噛むほどに豚肉本来の力強いコクが広がります。
このカシラの旨さを極限まで引き上げるのが、水よし伝統の特製タレと自家製辛味噌です。小皿に注がれた醤油ベースのタレに、唐辛子とニンニクが効いた赤褐色の辛味噌を好みの量溶かし込み、香ばしく焼き上がった熱々のカシラをくぐらせます。口に入れた瞬間のパンチ力と、後を引くキレのある辛味は、白米にも生ビールにも完璧に調和します。
もちろん、カシラ以外の豚ホルモンも圧巻のクオリティを誇ります。定番のラインナップとその特徴を整理しました。
- シロ(ホルモン):丁寧に余分な脂を落とし下茹でされた王道部位。網の上でじっくり脂を落としながらカリッと香ばしく焼き上げると、外はサクッ、中はモチッとした独特の食感が楽しめます。
- レバー:角がピンと立った鮮度抜群の豚肝臓。炭火で表面をさっと炙る程度に火を通せば、パサつきは一切なく、とろけるような甘みと濃厚なコクが口いっぱいに広がります。
- ハツ(心臓):サクサクとした心地よい歯ごたえと淡麗な赤身の旨味が特徴。脂っこい部位の合間に挟むことで、飽きずに食べ進められます。
- ナンコツ・コブクロ:ナンコツ特有のコリコリとした軟骨の食感や、コブクロの弾けるような歯ざわりは、鮮度管理が行き届いている証拠です。
お肉の合間に挟む「お新香(キャベツやキュウリ)」のサッパリとした浅漬けや、しっかり煮込まれたスープ類も隠れた名脇役として外せません。メニュー構成は極めて潔く、豚ホルモンの真価を心ゆくまで堪能できる設計になっています。