厚生労働省の研究班と国立国際医療研究センターの追跡調査によると、新型コロナ後遺症の味覚障害は感染者の約3〜4人に1人が経験し、そのうち7割以上が3ヶ月以内に自然回復する一方、約15%は6ヶ月以上、約2〜5%は1年以上の持続が確認されている。この数字だけを見ると楽観できるかもしれないが、当事者にとっては毎日の食事が苦痛になる深刻な問題だ。
2026年に発表された国際医学誌掲載のメタ解析では、オミクロン株以降は味覚障害の発生率自体は低下傾向にあるものの、いったん発症した場合の回復スピードには大きな個人差があり、女性や若年層、アレルギー体質の人は長期化しやすい傾向が指摘されている。