合格発表で不合格(または補欠)となった際、受験生の間で最も関心が集まるのが「不合格からの繰り上げ合格はあるのか?」という点です。ネット掲示板やSNSでは様々な噂が飛び交いますが、関西大学の制度には明確なルールが存在します。
まず押さえるべき決定的な事実は、「関西大学には事前の補欠合格通知(補欠候補者リストの公表)制度はない」ということです。他大学のように「あなたは補欠第〇番です」という書類が届くわけではなく、当初の発表は一律で「合格」または「不合格」と表示されます。
そのうえで、正規合格者の入学手続き状況(辞退者数)を精査した結果、各学部の定員に欠員が生じた場合にのみ「追加合格」が実施されます。
追加合格の実施日程および連絡の経緯は、例年次のような手順を踏みます。
1. 第1次追加合格発表(3月上旬):
前期日程の入学手続締め切り後、欠員が生じた学部・学科のみUCARO上で発表されます。該当者にはUCAROマイページでの通知とともに、速達郵便等で入学手続書類が送付されます。
2. 第2次追加合格発表(3月中旬〜下旬):
国公立大学の前期・中期発表に伴う辞退枠を埋めるために行われます。年によっては実施されない学部も多く、発表規模は極めて限定的です。
3. 電話による直接連絡の噂について:
「3月末日に大学から突然携帯に電話がかかってきて繰り上げ合格を言い渡された」という体験談がネット上で散見されます。この電話連絡は、3月下旬の最終局面において、辞退枠に対する即時意思確認が必要なごく例外的なケース(定員充足率の微調整)に限られます。基本はあくまでUCARO上での公式照会であり、電話待ちに過度な期待を寄せるのは極めて危険です。
追加合格を出すかどうか、また何名出すかはその年の正規合格者の手続率に完全に依存するため、年度ごとのブレが極めて激しいのが実情です。「追加合格は出たら幸運」程度に捉え、後期日程の出願や他大学への手続きを優先するのがセオリーです。