20代に入り、本格的に女性としての人生を歩むことを決意したはるな愛は、1990年代半ばに性別適合手術の先進地であったタイ・バンコクへ渡航します。当時は現在ほど医療技術や情報が整備されておらず、身体的リスクや激しい痛みを伴う命がけの決断でした。
手術費用を捻出するために寝る間を惜しんで働き、数々のハードルを乗り越えて戸籍上の性別変更への道を切り開いていきます。そして2007年、藤原紀香の結婚披露宴をきっかけにブレイクした「エアあやや」で大ブレイクを果たした直後、彼女はさらなる挑戦に打って出ました。
それが、タイのパタヤで開催されたトランスウーマンの世界最高峰ビューティーコンテスト「ミス・インターナショナル・クイーン 2009」への出場です。世界中から集まった圧倒的なプロポーションを誇る美女たちの中で、はるな愛は完璧なプロポーション維持、洗練されたウォーキング、そして日本舞踊とポップカルチャーを融合させた圧巻のパフォーマンスを披露。日本人初となる世界大会グランプリの栄冠を勝ち取りました。