厚生労働省が実施する労働安全衛生調査の最新動向を見ても、現在の仕事や職業生活に関し「強い不安、悩み、ストレスを感じている」と回答する労働者の割合は依然として8割前後の高水準で推移している。問題は、その多くが自分の身体が発する悲鳴に無自覚な点にある。
キーボードを叩く指に無駄な力が入る。無意識に歯を食いしばっている。呼吸が胸の上部だけで浅くなっている。これらはすべて「隠れ過緊張」の典型的な兆候だ。交感神経のブレーキが壊れた状態を放置すれば、慢性疲労や不眠、やがてはメンタルヘルスの破綻へと直結する。だからこそ、道具も時間も必要としないツボ刺激という「身体側からの介入」が、多忙を極める現代人の防波堤となる。