可愛らしさの裏にある、卓越した演技の振り幅も見逃せない。シリアスなサスペンスや時代劇で見せる凛とした表情から、コメディ作品で魅せるお茶目なコメディエンヌぶりまで、その演じる役柄のギャップが観客を惹きつけて離さない。
少し天然な母親役や、少し抜けた上司役を演じさせたら右に出る者はいない。真面目な顔をして突拍子もない行動をとる役どころなど、彼女のコミカルな演技には愛おしさが凝縮されている。演技力の高さがあるからこそ、その「可愛さ」が単なるアイドルのようなものではなく、深みのある人間味として作品に刻まれるのだ。