脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の治療において、脳卒中 手術と薬物治療の違いを正しく理解することは、緊急時の治療選択への納得感に繋がります。
脳梗塞の超急性期においては、発症から4.5時間以内であれば血栓を溶かす「t-PA静注療法(内科的薬物治療)」が行われます。さらに主幹動脈が閉塞している場合は、発症から原則24時間以内を目安にカテーテルで血栓を直接回収する「機械的血栓回収療法(外科・血管内治療)」が組み合わされます。つまり現代の脳卒中医療は、内科と外科がシームレスに融合したハイブリッド体制をとっています。
日本脳卒中協会などが啓発を続ける脳梗塞 初期症状の合言葉「FAST」は、現場でも絶対的なトリアージ基準です。
- F(Face / 顔の麻痺):「いー」と笑顔を作ったとき、片側の口角が下がる。
- A(Arm / 腕の麻痺):両腕を前にまっすぐ伸ばしたとき、片方の腕が自然と落ちてくる。
- S(Speech / 言葉の障害):ろれつが回らない、言葉が出てこない、他人の言葉が理解できない。
- T(Time / 発症時刻):症状が1つでもあれば発症時刻を確認し、即座に119番通報を行う。