大半の腫れは時間の経過とともに治まりますが、中には一刻を争う危険なケースも存在します。特に注意すべきなのは、腫れが頬だけでなく、顎の下や首のあたりまで広がってきた場合です。これは「顎炎」や「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と呼ばれる重篤な細菌感染症の可能性があります。
呼吸がしづらい、唾を飲み込むのが苦しい、口が指1本分も開かない、あるいは38度以上の高熱が続くといった症状が現れた場合は、抜歯した歯科医院や口腔外科へすぐに連絡してください。最悪の場合、気道を塞いで窒息に至るリスクもあるため、「たかが親知らず」と侮ることは禁物です。