もし訪問が日曜日なら、城の追手門から東へとまっすぐ伸びる追手筋で開催される「日曜市」を外すわけにはいかない。元禄4年(1691年)から300年以上も絶えることなく続いているこの街路市は、全長約1キロメートルにわたって300店以上の露店がズラリと立ち並ぶ日本最大級の青空市場だ。
とれたての新鮮な野菜や旬のフルーツ、名物のいも天をかじりながら散策すれば、城を背にして威勢の良い土佐弁が飛び交う活気ある風景に出会える。歴史的建造物としての城が、単に静置された過去の遺物ではなく、今を生きる人々の生活や経済活動の中心軸として脈々と息づいていること。それこそが、この地を訪れるすべての人が肌で感じ取る、生きている歴史の真実なのだ。 (出典: 高知 城(Yahoo!ニュース))