長男のTaka(森内貴寛)は、もはや説明不要の世界的なロックバンド「ONE OK ROCK」のフロントマンとして君臨している。圧倒的な声量と英語詞を自在に操るボーカルパフォーマンスは、国内にとどまらず欧米やアジアのフェス会場を熱狂の渦に巻き込んできた。
バンド初期の代表曲「完全感覚Dreamer」で見せた爆発的なエネルギーは、今やグローバルな音楽チャートでも揺るぎない評価を獲得。世界最大のストリーミングプラットフォームSpotifyにおける総再生回数は数十億回を突破し、国境を越えて若者たちのバイブルとなっている。親の威光が色濃く残る芸能界において、二世というレッレッテルを完全に打ち破り、一人の表現者として頂点へ上り詰めた存在感は圧倒的だ。かつて父と母が主戦場とした演歌の静けさとは対極にある激しいロックの衝動だが、歌声の芯に宿る魂の震えには、脈々と受け継がれた血の宿命を感じずにはいられない。