海外でプレーするプロサッカー選手の生活は、華やかなイメージとは裏腹に極めて過酷だ。特に渡欧初期における言語の壁、文化の違い、そして目まぐるしい移動と過密日程は、選手本人だけでなく同伴するパートナーにも極度のストレスを与える。松井大輔のケースにおいても、フランス生活への適応や拠点変更が重なる中で、夫婦の間に修復しがたい生活感覚のズレが生じていったとされる。
一部のメディアでは様々な憶測が飛び交ったものの、実際の離婚理由は異国での生活習慣の違いや、遠征に伴う長いすれ違いが大きな原因であった。プロサッカー業界の第一線で戦い続ける緊張感の中で、お互いの将来像を話し合った結果、2009年にそれぞれ別の道を歩む苦渋の決断を下すこととなった。