ラーダ・ニーヴァを所有する上で、避けて通れないのが「故障との付き合い方」です。極寒のシベリアの大地を走り抜くタフな走破性を持つ反面、電装系の信頼性や細かな組み立て精度は、国産車やドイツ車と比べると決して高いとは言えません。
オーナーの間でも、以下のようなトラブルは日常茶飯事として知られています。
・電装系の突発的なトラブル:メーターパネルの誤作動やパワーウィンドウ、ヒューズの接触不良。
・エアコンの冷却能力不足:日本の過酷な猛暑下では冷えが弱く、真夏の街乗りはかなりの忍耐が必要。
・水温上昇と熱対策:渋滞路でのオーバーヒート対策や定期的な冷却水管理が必須。
・ゴム類・油脂類の劣化:オイルにじみやシール類の劣化が早く、こまめなメンテナンスが欠かせない。
ベッキー自身もトラブルに見舞われながらも、それを「手間のかかる可愛い相棒」として楽しんでいたフシがあります。壊れたら直す、その不完全さすらも愛でるという姿勢は、旧車やクラシックカーを愛好するベテランエンスーそのものの精神でした。