プロレスの黎明期において、この技は「リア・ネイキッド・チョーク(RNC)」あるいは「裸絞(はだかじめ)」として古くから親しまれてきた。道着を持たない状態(Naked)で背後から相手を仕留めるシンプルかつ力強いフォームは、昭和のプロレスリングから現代の本格的な格闘技へと確実に受け継がれてきた。
現代の総合格闘技において、バックポジション(背後の奪取)は決定的な勝機を意味する。打撃の乱打によって相手がダメージを受け、背中を見せた瞬間に首元へ腕が滑り込む。相手の防御腕をコントロールしながら一本を狙う技術体系は年々高度化しており、2026年現在の最新MMAシーンでも、最も成功率の高いサブミッションとして君臨している。ガードポジションからの逆転劇とは異なり、背後からのチョークは物理的な反撃手段をほぼ無力化するためだ。