CMでの大ブレイクとほぼ時を同じくして、彼女の女優としての才能を証明したのが、同年に公開された日本映画『がんばっていきまっしょい』での映画初主演でした。愛媛県松山市の高校を舞台に、女子ボート部をゼロから立ち上げる主人公・篠村悦子(エツネ)役を熱演し、単なるアイドル映画の枠を大きく超えた傑作青春映画として絶賛を浴びます。
早朝の重苦しい水面をボートで切り裂き、汗と涙に塗れながら己の青春を全開でぶつける演技は、観る者の感情を強く揺さぶりました。弱冠10代にして画面全体を圧倒する存在感を放ち、第22回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする数々の映画賞を総なめにしたのです。