企画・監督を務めた是枝裕和と、共同製作を手掛けたワーナー・ブラザース・ジャパンのタッグは、現代社会が抱える「社会的孤立」という重厚なテーマに真っ正面から挑んだ。家族や社会の枠組みから取り残された個人の生き様を描き続けてきた是枝裕和監督ならではの視点が、本作でも存分に発揮されている。
ハリウッドのメジャー制作会社であるワーナー・ブラザース・ジャパンの持つ力強いストーリーテリングと、是枝監督の繊細なドキュメンタリータッチの演出が見事に融合。孤立する個人の孤独感や疎外感をリアルに炙り出しながらも、安易な解決策を提示せず、観客自身に問いかける姿勢が深い共感を生んでいる。