なぜ今もなお、このネガティブな検索ワードはネット上に残り続けているのだろうか。それは、アルゴリズムが過去の悪意を記憶し続けているからに他ならない。検索エンジンは、かつて人々が抱いた好奇心と悪意の残骸を冷徹に保存している。
しかし、現在の私たちはこのワードを目にするとき、かつてのような嘲笑ではなく、むしろネット社会のダークサイドを再認識させられる。誰かを「ブス」と叩くことで、自らの鬱屈を晴らそうとする匿名の群衆。有村藍里がその悪意を乗り越えた今、恥じるべきは彼女の容姿ではなく、そのような言葉を投げかけ、検索し続けたネット社会の側であるという認識が広まりつつある。