ダンス甲子園の狂乱から始まった山本太郎氏の芸能界人生ですが、彼は単なる一発屋タレントで終わりませんでした。持ち前の度胸と身体能力、そして鋭い感性を活かして本格的に俳優の道へと進出します。
1996年の映画『7月7日、晴れ』や、2000年の社会派バイオレンス映画『バトル・ロワイアル』での鬼気迫る演技は映画関係者から絶賛を浴びました。さらに2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』では、槍の名手・原田左之助役を熱演。豪快さと人間味を兼ね備えた演技で、かつてのバラエティのイメージを完全に払拭し、日本を代表するバイプレイヤーとしての地位を確立したのです。
映画『カイジ 人生逆転ゲーム』での船井譲次役など、人間の業や欲望をリアルに体現する演技力は、後年の政治活動における「言葉の説得力」の基礎を築いた時期とも重なります。