マウンド上で異彩を放ったのが山本由伸だ。ロイヤルズの若く機動力溢れる打線を相手に、序盤から圧巻の投球を披露した。
特に圧巻だったのは、走者を背負った場面でのギアの上げ方だ。最速159キロのストレートと落差の大きいカーブ、そして鋭く落ちるスプリットを自在に操り、ロイヤルズの主力を次々と打ち取った。決め球の精度もさることながら、相手打者の狙い球を察知して組み立てを即座に変えるバッテリーの頭脳戦も見事の一言。ピンチを迎えても一切表情を変えず、淡々とアウトを積み重ねる姿に、ロサンゼルスの地元紙は「真のエースの風格」と絶賛の言葉を贈った。