現在でも昭雄氏は、様々なインタビューや講演会で妻への感謝と、同時に「妻には絶対に頭が上がらない」というエピソードをユーモア交じりに語る。そこには、単なる恐妻家としてのポーズではなく、生死を共にしてきた戦友に対する深い敬意が滲み出ている。
カリスマ創業者として世界中から注目を浴びるようになった後も、百合子さんは決して表舞台に出しゃばることはない。しかし、ニトリの社内では、彼女の存在は精神的支柱として広く知られている。昭雄氏がどれほど偉大になろうとも、彼を「一人の人間」として厳しく、かつ温かく見守り続ける唯一無二の存在なのだ。