かつてのハーデンと言えば、巧みなステップバック3ポイントシュートと、相手DFを無力化するドライブで得点王を総なめにした孤高のスコアラーだった。しかし、現在の彼は本格的なポイントガードへと完全に変貌を遂げている。自ら得点を奪う能力を温存しつつ、コート上の5人全員を動かすゲームメイクに重きを置くスタイルだ。
ピック&ロールからの判断スピードは、リーグ屈指の域に達している。相手ディフェンスが寄れば間髪入れずにコーナーのシューターへパスを捌き、警戒が薄れれば自らリムへアタックする。この変幻自在のタクトこそが、相手チームにとって最大の脅威となっているのだ。