70代半ばを迎えた今も、引き締まった身こなしと滑らかな発声を維持している裏には、日常的な自己管理がある。特別な健康法をひけらかすわけではない。朝の散歩や適切な発声練習、そして何より「新しい出会いや作品に対する好奇心を失わないこと」が彼のパワーの源だ。
超高齢社会を迎えた現在の日本において、彼の生き方は同世代のシニア層にとって大きな希望となっている。「歳を重ねたからこそ出せる味がある」「悲しみを知ったからこそ伝えられる言葉がある」という彼の姿勢は、人生の後半戦をどう豊かに生きるかという問いに対する一つの答えを示している。