スポーツ医学の現場で熱い視線を集めるのが、速歩を意味する「ファストウォーキング」だ。普通の散歩(時速4キロ前後)と本格的なランニングの中間に位置するこのスタイルは、優れた有酸素運動としてのパフォーマンスを遺憾なく発揮する。
ランニングにおける着地時の衝撃は体重の3倍を超え、膝や足首の関節に負担を蓄積させやすい。対してファストウォーキングのインパクトは体重の1.2〜1.5倍程度にとどまる。怪我の故障リスクを極限まで回避しながら、心肺機能へ適度な負荷を与え続けられる点が最大のメリットだ。大腿四頭筋や臀筋群、さらには体幹をフルに稼働させるため、基礎代謝全体の底上げにもダイレクトに作用する。