全世界の映画市場に激震が走っている。今回の独占取材で判明したのは、本作が大手プラットフォームのNetflixを通じた世界190カ国以上での同時配信を軸に最終調整されているという驚くべき事実だ。当初は北米のライバルであるHBO Maxとの熾烈な放映権争奪戦が展開されていたが、世界的プロモーション規模の大きさが決め手となり、独占配信の決定へと舵が切られた。
急速に変容を遂げる映像配信サービス業界において、今回のメガディールが持つ意味はきわめて重い。ハリウッド主導のコンテンツ市場において、アジア発のプレミアム作品がここまでの巨大予算と最高峰の配信枠を獲得するのは異例中の異例である。現地の映画バイヤー陣も「配信戦略の潮目が完全に変わった」と舌を巻く。