近江商人の町並み観光で絶対に外せない拠点が近江八幡です。豊臣秀次が築いた城下町を起源とし、琵琶湖と町をつなぐ人工運河「八幡堀」を中心に繁栄しました。
八幡堀沿いを散策すると、かつて米や特産品を運んだ荷船の往来を偲ばせる白壁土蔵や、琵琶湖の古船の板を再利用した舟板塀(ふないたべい)が整然と立ち並びます。水面に映る柳の緑と土蔵の白壁のコントラストは、数々の時代劇のロケ地としても知られる風光明媚な景観です。
新町通り周辺には、国指定重要文化財である「旧西川家住宅」や「旧伴家住宅」が並び、豪商たちの暮らしぶりを肌で感じられます。屋根瓦の製造技術と歴史を今に伝える「かわらミュージアム」や、明治期の洋風建築を色濃く残すヴォーリズ建築の数々が徒歩圏内に点在しており、重層的な歴史文化に触れることができます。