肉桂とは?シナモンやニッキとの違いから効能や危険性まで徹底解説

肉桂とは?シナモンやニッキとの違いから効能や危険性まで徹底解説

肉桂とは?シナモンやニッキとの違いから効能や危険性まで徹底解説について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

日常会話やレシピの中で混同されがちな「肉桂」「シナモン」「ニッキ」ですが、これらは完全に同一のものではありません。違いを理解する鍵は、「品種」と「使用する部位」にあります。

世界で流通するシナモン類は、大きく以下の3系統に分類されます。

1. セイロンシナモン(真のシナモン)
スリランカ原産の品種です。樹皮が薄く何層にも重なり、手で簡単に崩せるほど繊細です。香りは上品で甘く、刺激は控えめ。ヨーロッパのお菓子作りや紅茶によく用いられます。

2. カシア(中国肉桂・ベトナム肉桂など)
中国や東南アジア原産の品種で、日本で「肉桂」と漢字表記される場合、多くはこのカシアを指します。樹皮が非常に分厚く硬質で、濃厚な甘みと強いスパイシーな辛味が特徴です。中華料理のスパイス「五香粉」の主原料でもあります。

3. ニッキ(日本産ニッケイ)
日本に定着したニッケイ(Cinnamomum sieboldii)を指します。最大の違いは、海外産のシナモンが「幹の樹皮」を使うのに対し、日本の伝統的なニッキは「根の皮(根皮)」を主原料とする点です。根特有のツンと鼻に抜ける爽快な辛味と強い芳香を持ちます。

京都名物の「八ツ橋」に使われてきたのは本来この国産ニッキの根でしたが、現在では供給量やコストの観点から、カシアやシナモンの樹皮粉末をブレンドして使われるケースが主流となっています。

山田 真由
Author

山田 真由

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。