作品の本放送から歳月が流れた後も、このフレーズが風化することはなかった。その立役者となったのが、お笑いコンビ「ザブングル」として一世を風靡した加藤歩だ。彼がバラエティ番組で見せた顔を歪めて叫ぶパロディ芸は、元ネタを知らない平成・令和世代にも強烈なインパクトを与えた。
加藤歩によるオマージュは、シリアスなスポ根もののフレーズをポップなエンタメ表現へと見事に昇華させた。原点の持つ熱血性と、現代の視聴者が求めるユーモアが見事に融合した瞬間と言える。一見すると対極にあるシリアスとコメディだが、双方に共通するのは「人間の感情の剥き出しの美しさ」だ。この二重構造こそが、流行語として数十年生き残り続けた最大の理由だろう。