1968年生まれの高田礼人教授は、北海道大学獣医学部を卒業後、同大学院獣医学研究科へと進学し獣医学博士号を取得しました。獣医学というバックグラウンドは、動物からヒトへと感染が広がる「人獣共通感染症(ズーノーシス)」のメカニズムを解明する上で、極めて大きな強みとなっています。
大学院修了後は国立感染症研究所の研究員を経て、アメリカ国立衛生研究所(NIH)傘下のロッキーマウンテン研究所へ留学。バイオセーフティレベル4(BSL-4)という世界最高水準の封じ込め施設で最危険病原体の実態に迫り、国際的な共同研究ネットワークを築き上げました。
2005年、母校である北海道大学に新設された人獣共通感染症リサーチセンター(現・人獣共通感染症国際共同研究所)に着任。以降、世界屈指の研究チームを率いながら、教育者としても次世代を担う若手ウイルス研究者の育成に力を注いできました。