スクラッチアートを綺麗に完成させるためには、ちょっとした運筆のルールと作業環境の工夫が欠かせません。
削り進める際の基本は、「上から下」「左から右(右利きの場合)」に向かって作業することです。削り終えた部分に手のひらを乗せてしまうと、手の皮脂でシートが曇ったり、摩擦で意図しない部分が削れたりするトラブルを招きます。作業中のシートの下に綺麗なコピー用紙やクッキングシートを1枚敷き、その上に手を置いて進めると汚れを完全に防止できます。
また、シートを傾けてペンの角度を45度程度に保ち、ペン先を引くように動かすとブレない美しい線が描けます。押し出すように削るとコーティングがめくれて下地を傷つける原因になるため注意が必要です。
作業中に出る大量の削りカスには、以下のアイテムを活用するのが最も効果的です。
- 卓上ミニ掃除機:細かな粉末状のカスを一瞬で吸い取り、シートを傷つけない。
- 製図用ブラシ・柔らかいメイクブラシ:力を入れずに粉を払い落とせる必需品。手で払うと黒い粉が伸びてシートが汚れるため厳禁。
- 練り消しゴム:ピンポイントで残った粉カスをペタペタと吸着させるのに最適。