捜査の手が伸びる中、全国指名手配を経て逮捕されたのは佐藤竜彦容疑者(当時)だった。同乗していた女性との関係性や、なぜ公道で武器を乱射するに至ったのかという動機について、警察の取調室で語られた内容はあまりに短絡的で身勝手なものだった。
供図された供述によれば、「前の車が道を譲らなかった」「走りを邪魔されたように感じて頭に血が上った」という極めて幼稚な感情の爆発。自らの感情をコントロールできず、あらかじめ車内に常備していたガスガンに手を伸ばしたという。車内からは複数のエアガンと大量のBB弾が押収され、日常的に威嚇行為を繰り返していた疑いが濃厚となった。
報道ジャーナリズムが彼の足跡を辿ると、過去にも度重なる交通トラブルを起こしていた過去が浮上する。ハンドルを握ると人格が一変し、他者を威圧することに快感を覚える歪んだ心理構造。同乗者への見栄や誇示がその凶暴性をさらに加速させていた実態が、心理鑑定や周辺取材によって明らかになっていった。