文字による投稿に加え、滝沢氏のSNS戦略の核となったのがXの音声ライブ配信機能「スペース(Space)」の活用です。突如深夜に開始されるスペース配信では、飾り気のない落ち着いたトーンでファンからの質問に答えたり、時にはほろ酔い加減で雑談を繰り広げたりと、かつてのトップアイドル時代のベールを脱いだ「等身大の人間味」を披露しました。
旧来の芸能界では、タレントやプロデューサーの肉声は厳重に管理された放送電波や有料ファンクラブを通じて届くのが通例でした。しかし、滝沢氏は誰でも無料でリアルタイムにアクセスできる公開プラットフォームを選択し、リスナーと直接コミュニケーションを図りました。
このオープンな対話姿勢によって強固なファンコミュニティが形成され、単なるフォロワーの集まりを超えた「新しい挑戦を共に応援する共犯関係」とも呼ぶべき強固な連帯感が築き上げられていきました。