超満員の観客が固唾をのんで見守る中、ゴングが鳴らされた「超RIZIN」のメインイベント。ボクシングルールに準じた3分3ラウンドのエキシビションマッチとして行われたこの一戦は、第2ラウンド3分15秒、レフェリーストップによるメイウェザーのTKO勝利という結末を迎えました。
試合開始直後、メイウェザーは独特のL字ガードを構え、余裕の笑みを浮かべながら朝倉の出方を観察します。対する朝倉未来はサウスポースタイルから鋭いジャブとボディへのストレートを放ち、序盤から臆することなくプレッシャーをかけ続けました。第1ラウンドではメイウェザーのプレッシャーをいなしつつ、単発ながら左ストレートを当てる場面も見せ、会場は大歓声に包まれます。
ギアが上がったのは第2ラウンドでした。朝倉が繰り出した強烈な右フックがメイウェザーの顔面をかすめると、レジェンドの表情が一変。そこからメイウェザーは強烈な前進を開始し、至近距離での打撃戦へと突入します。朝倉も打ち合いに応じ、左右の連打でメイウェザーを下がらせる見せ場を作りました。
しかし、ドラマはラウンド終了直前に訪れます。朝倉が踏み込んでパンチを放とうとした刹那、メイウェザーが寸分の狂いもない右ストレートのカウンターを一閃。耳の後方(テンプル付近)を捉えられた朝倉は前のめりに崩れ落ち、マットに手をつきました。立ち上がろうとしたものの平衡感覚を完全に失っており、レフェリーを務めたケニー・ベイレス氏が試合終了を宣告。さいたまスーパーアリーナが静寂とどよめきに包まれた瞬間でした。