神社参拝の基本は「二礼二拍手一礼」だが、出雲大社をはじめとする一部の大社では異なる作法が継承されている。出雲大社での正しい作法は「二礼四礼一礼(にれい よんはくし いちれい)」だ。四回手を打つ行為は、四季の豊穣への感謝や、東西南北の四方を守護する神々への敬意を表しているとされる。
伊勢神宮などの「神宮」では、一般的な「二礼二拍手一礼」が標準とされるが、個人的な願い事(私願)を述べる場所ではなく、神への感謝を捧げる場所とされている点が特徴的だ。参拝時の作法や心構えひとつをとっても、両者の世界観には明確な個性が刻まれている。