ビジネスパーソンの学習コミュニティやSNS上の相談事例を分析すると、「step by step」という言葉の受け止め方に起因するミスコミュニケーションが一定数報告されています。
最も典型的な失敗例は、「のんびりやる」「納期を気にせずマイペースに進める」という意味合いで相手に伝えてしまうケースです。たとえば、納期の遅れを懸念している外国人マネージャーに対して、安心させる意図で「Don't worry, we are working step by step.」と返信したところ、「スピード感を持っていない」「危機感がない」と叱責されたという事例があります。
英語圏において「step by step」は、「体系的・論理的(systematic & logical)」なアプローチを意味します。ペースを落とす言い訳として使う表現ではなく、「工程を分解し、ミスなく着実にコミットしている」という能動的な姿勢を示す言葉であるという認識の転換が求められます。