愛車の数字選びには、フィクションの世界やモータースポーツへの憧憬がダイレクトに反映されることも珍しくない。特にクルマ好きの心を刺激するのが、映画やマンガに登場する劇中車のナンバーだ。
公道最速の伝説を描いたコミック『頭文字D』の主人公が駆るトレノの登録番号「13-954」や、世界的な大ヒットアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズに登場するGT-Rやチャージャーの劇中ナンバーは、ファンにとって特別な意味を持つ。自分の愛車に同じ数字を刻むことで、作品の世界観と一体化する喜びを享受しているのだ。
日本が誇る基幹産業である自動車産業においても、経営陣自らがクルマ愛を発信することでナンバー選びに影響を与える例がある。トヨタ自動車で会長を務める豊田章男氏は、マスタードライバー「MORIZO」としてレースに参戦する際、自らの熱いパッションを車体や数字に込めてきた。こうしたトップの姿勢やモータースポーツカルチャーの熱気は、一般のクルマファンの番号選びにも強いインスピレーションを与えている。