名優・竜雷太の歩んできた軌跡は、日本のテレビドラマの発展史そのものと言っても過言ではありません。ここで改めて、竜雷太の経歴とプロフィールを振り返ります。
日本大学藝術学部映画学科を中退後、劇団三期会を経て、1966年に学園ドラマ『これが青春だ』の熱血教師役に抜擢されて大ブレイク。骨太で情熱的なキャラクターで一躍お茶の間の人気者となりました。
そして1972年、伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』がスタート。射撃の名手でありながら人情味あふれる「ゴリさん」こと石塚国三郎刑事を約10年間にわたり演じ切り、番組の屋台骨を支えました。ゴリさんの殉職回は社会現象となり、今なおドラマファンの語り草です。
2000年代以降は、堤幸彦監督が手がけた『ケイゾク』および『SPEC』シリーズの野々村光太郎係長役で新境地を開拓。飄々としたコミカルな振る舞いの中に、警察官としての誇りと圧倒的な覚悟を秘めたキャラクターを演じ、若い世代の心も鷲掴みにしました。重厚な時代劇から前衛的なサスペンスまで、どんな世界観にも溶け込む柔軟性こそが彼の真骨頂です。