一口に干支素材と言っても、受け手の属性によって響くデザインはまったく異なる。現場で実際に支持を集めているスタイルを分類すると、5つの明快なトレンドが見えてきた。
1つ目は、葛飾北斎や歌川国芳を思わせる「ネオ浮世絵スタイル」。力強い墨線と現代的なビビッドカラーの融合が、海外マーケットや若い世代にも鮮烈に映る。2つ目は、線画を中心に淡いニュアンスカラーでまとめた「北欧・韓国風ミニマルデザイン」。若年層の女性やライフスタイル系ブランドのSNS報告画像として絶大な人気を誇る。
さらに、3Dレンダリングを用いた「立体グラフィック」、昭和レトロの温もりを漂わせる「版画・スタンプ風」、そしてポップな「デフォルメキャラクター」が続く。ターゲット層の属性を的確に見極めたスタイル選定こそが、メッセージの到達率を左右する。