激痛を感じたら、一刻も早い初期対応が被害の程度を決める。まず最初に行うべきは、傷口の流水洗浄だ。川の水は雑菌が多いため、必ずペットボトルの水道水やミネラルウォーターを使いたい。
水で流しながら、傷口の周囲を指で強く押し出し、アブの唾液成分を血液と一緒に絞り出す。ポイズンリムーバーを常備しているなら、噛まれた直後(数分以内)に使用するのが最も効果的だ。物理的に毒素の量を減らすことで、翌日以降の腫れと痒みを劇的に抑えられる。
毒素を絞り出した後は、傷口を冷やすことが鉄則だ。保冷剤や氷水で冷やすと、局所の血管が収縮し、毒素の拡散を防ぐとともに炎症と痛みを和らげることができる。