本当に自宅で作れる?ドライアイスの作り方と消火器自作の危険な真相

本当に自宅で作れる?ドライアイスの作り方と消火器自作の危険な真相

本当に自宅で作れる?ドライアイスの作り方と消火器自作の危険な真相についての真相をお届けします。

ドライアイスを扱う上で、実験経験の浅い人が最も軽視しがちなのが「容積膨張による破裂」と「密室での酸欠」、そして「瞬時の凍傷」です。これらは自作時に限らず、入手後の取り扱いでも厳格な管理が求められます。

ドライアイスは固体から気体へ昇華する際、体積がおよそ750倍に膨張します。もしペットボトルやガラス瓶、密閉容器にドライアイスを入れてフタを閉めると、容器内の圧力は短時間で限界を超え、手榴弾並みの衝撃を伴って大爆発を起こします。破片が飛び散り、失明や指の切断に至った事故事例は後を絶ちません。「水を入れて煙(白煙)を勢いよく出そうとしてフタを閉めた」という子どもの実験事故も多く、密閉は絶対に行ってはならない行為です。

さらに、マイナス78.5℃という極低温は、素手で触れた瞬間に皮膚組織の水分を凍結させます。触れた直後は神経が麻痺して痛みを感じにくいものの、数秒で皮膚が壊死する重度の低温熱傷(凍傷)に発展します。取り扱いには必ず厚手の革手袋や専用トングを使用し、軍手(繊維の隙間から冷気が伝わるため不可)や素手での接触は避けなければなりません。

室内や自動車内での二酸化炭素中毒も目に見えない脅威です。気化した二酸化炭素は空気より重いため足元に滞留し、高濃度になると頭痛やめまい、最悪の場合は意識喪失を引き起こします。ドライアイスを車で運ぶ際は、必ず窓を開けて外気導入モードにするなど、換気の徹底が不可欠です。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。