日本国内におけるBMTHの人気を語る上で、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとBABYMETALの共演は絶対に外せないマイルストーンです。
2019年のUKツアーやさいたまスーパーアリーナ公演での相互招聘を経て結実したコラボレーション曲「Kingslayer」。制作当時、オリヴァーは自室のスタジオから日本のBABYMETALチームと綿密にリモートでやり取りを重ねました。彼自身が長年公言している『AKIRA』や『攻殻機動隊』といったジャパニーズ・サイバーパンクの世界観と、SU-METALの突き抜けるハイトーンボイス、MOAMETALの掛け声が見事なケミストリーを生み出しました。
「Kingslayer」の歌詞は、ディストピア化する社会システムや管理社会への反逆をテーマに据えています。
“This is your wake-up call / We've become so numb, fell deceived by the system”(目を覚ませ / 私たちは麻痺し、システムに欺かれてきた)とオリヴァーが絶叫すれば、SU-METALが“暗い夜空 割いて光る雷(いかずち)”と日本語の調べで切り裂く。圧政者を打ち倒す「王殺し(Kingslayer)」の物語は、既成概念を破壊し続ける両者のアティテュードそのものです。
2026年11月にBMTHが自ら主催した日本特化型フェス『NEX_FEST』では、幕張メッセの巨大ステージにBABYMETALがサプライズ降臨。イントロの電子音が鳴り響いた瞬間に地鳴りのような歓声が轟き、数万人が一斉にモッシュとジャンプを繰り広げた光景は、2026年代の洋楽ラウドロック界における最高到達点として語り継がれています。
BMTHフェス出演セトリ詳細まとめ
近年のフェスティバル(『NEX_FEST』や国内外の主要大型フェス)におけるセットリストは、緻密なストーリーテリングで構成されています。「Can You Feel My Heart」で荘厳に幕を開け、「AmEN!」「Shadow Moses」でフロアの熱量を沸点へと導き、中盤のハイライトとして「Kingslayer」を投下。「Drown」で会場全体との感情的連帯を築き、アンコールラストの「Throne」で特大の紙吹雪とともに完全燃焼する展開は、もはや総合芸術の域に達しています。