SNSや知恵袋等のコミュニティを分析すると、体調不良時に「身体に良いはず」と思い込んで摂取した食事が原因で、かえって症状を悪化させた事例が数多く報告されています。
代表的な誤解が「ビタミン補給のための生野菜スムージー」や「食物繊維豊富な玄米・オートミール」です。平時の腸活やダイエットにおいては極めて有効なこれらスーパーフードも、胃粘膜が炎症を起こしている非常時には、消化管を物理的に削るヤスリのような負担を与えてしまいます。実際にクリニックの現場医師からも「胃痛を訴える患者の食歴を聞くと、不溶性食物繊維の過剰摂取や刺激の強い柑橘系フルーツジュースを飲んでいた例が非常に目立つ」との指摘がなされています。
また、「卵は完全栄養食だから」と生卵をそのまま飲み込むケースも見受けられますが、生卵(特に生の卵白)に含まれるアビジン等の影響により、タンパク質の消化吸収率は加熱時の約50%〜60%程度まで落ち込みます。胃腸が弱っている時ほど、「柔らかく煮る」「半熟状に火を通す」といったひと手間が欠かせません。