レースクイーン出身タレントの歴史を紐解くと、日本の芸能界における王道のブレイクスルーモデルが存在することが分かります。
1990年代、その圧倒的な存在感で「元祖・レースクイーンタレント」として社会現象を巻き起こしたのが飯島直子さんです。缶コーヒーのCMなどで「癒やし系」として国民的スターへ登り詰め、後進のロールモデルを確立しました。2000年代初頭には吉岡美穂さんがサーキットから瞬く間にトップアイドルへと駆け上がり、数多くのドラマや映画で主演・ヒロインを務めました。
そして2010年代、このルートを完全に「知性派・本格女優モデル」へと進化させたのが菜々緒さんです。9頭身の圧倒的なプロポーションを武器に、レースクイーン写真集やグラビアで絶大な支持を集めた後、徹底した悪女役の開拓とストイックな自己管理によって唯一無二のトップ女優としての確固たる地位を築きました。また、おのののかさんのように東京ドームのビール売り子からレースクイーンを経てバラエティクイーンへと転身した事例も、現場出身者の勝負強さを象徴しています。
近年のシーンにおいて決定的なゲームチェンジャーとなったのは雪平莉左さんの存在です。レースクイーンおよびリングガールとしての活動をきっかけに『週刊プレイボーイ』の表紙に抜擢されると、その洗練された美貌と完璧なプロポーションが「令和最高の美ボディ」としてSNS上で爆発的に拡散。歴代の先輩たちが切り拓いた王道ルートを、デジタル時代のSNS拡散力と融合させて再定義しました。現在では情報番組のキャスターやドラマ出演など、マルチな活躍を続けています。